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11/9 関学雇止め解雇事件報告会開催しました!

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 11月9日(土)山西福祉記念会館(大阪)にて、関西学院大学障害学生支援コーディネーター雇止め解雇事件報告会が開催しました。争議に勝利した者の報告会は数あれど、争議に完敗した人間がこんなに派手に報告会をすることはめったにありません。そんな報告会に参加してくれた方、約140名!

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障害のある学生の支援コーディネーターであった期限付き契約職員が、上限4年の有期雇用を理由に雇止め解雇になった関学事件は、2012年11月、中労委により全面棄却の命令が交付されました。その後、団交を再開したものの、関西学院大学には事件を解決する気が全くなく、さらに居直る姿勢をあきらかにしてきました。

 2011年、再審査を申し立てた中労委での初回審査の日のことは忘れられません。中労委の労働者委員から開口一番「この手の事件は新幹線代の方がもったいない」と言われたのです。そして中労委命令の結果は、全面棄却。中労委の労働者委員までもが、「有期雇用に勝ち目なし。闘うだけ無駄」と思い、労働者に妥協を薦める現実を身をもって体験しました。激しい怒りを覚えながらも、「しかし、有期雇用労働者自身が本気で怒り、立ち上がっていると言えるのか?そんな運動が育っていない現状では、彼らが有期雇用の問題をこの程度にしか扱わないのは当然だ」と現実を受け止めることにしました。そして関学事件に固執するのではなく、有期雇用労働者の運動を育てていくことに自身のエネルギーを注ぎたいと考えるようになり、一旦ここで約4年に渡る関学事件の闘いの総括をすることにしました。

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 はじめに、関学事件の担当であった教育合同執行委員・山下恒生さん(大阪全労協議長)から、関学事件の概要と、「改正」労働契約法について説明がありました。現在の裁判所の水準では、有期雇用を理由とする雇止め解雇の撤回はなかなか難しいという現実に触れ、しかし、労働運動にはどんな可能性があるのか、関学事件の反省も交えながら分析しました。

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 続いて、「女にとって働くこと、闘うこと」と題し、ライターであり、働く女性の全国センター副代表である栗田隆子さんと、関学事件被解雇者である大椿とのトークセッションが行われました。非正規労働者の加入を認めない、未だ正規中心主義の関西学院大学教職員組合の実態や、大学現場における女性非正規労働者の多さと、そこを分断させる構造等について、生々しい実体験を交えながら話がなされました。

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 特別講演として、徳島大学教職員労働組合の山口裕之書記長に、「非正規職員1000人無期雇用は、どうやって実現出来たのか!?」と題し話をしていただきました。
 徳島大学は、今年4月からの「改正」労働契約法施行直前に、非正規職員1000人の無期雇用を実現しました。阪大、早稲田などが、非常勤講師の上限5年雇止めを打ち出す中、この動きは画期的でした。当初、徳島大学も阪大・早稲田と同様、非常勤講師を含む非正規教職員の上限5年雇止めを組合に通告してきました。しかし徳島大学教職員組合は、正規・非正規共に、教職員にアンケート調査を実施。その結果、約90%の教職員が「有期雇用職員の雇用期限は不都合」と回答しました。組合は、そのアンケート結果を持って大学との交渉に臨み、非正規1000人無期雇用を実現したのです。悪質な「改正」労働契約法対策に乗り出す大学が多い中で、徳島大学教職員組合のこの成果は、私たちに希望を与えてくる話でした。

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 また、争議を支えてくれた方々からのリレートークも行われました。2010年から開催している、「なんで有期雇用なん!? 大学非正規労働者の雇い止めを許さない関西緊急集会」実行委員会の方々や、甲南女子大を雇止め解雇になった大阪教育合同労組の組合員、そして大阪全労協青年部長からメッセージが送られました。大阪全労協青年部長・友延秀雄さんから、「勝つことよりも立ち上がることが大切。立ち上がる時は1人ではなく、みんなとともに」という力強いメッセージが伝えら、会場にいた人々の胸を打ちました。

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 この日会場では、聴覚に障害のある方、日本語が母語ではなく聞き取りが難しい方にも理解していただけるよう、パソコンテイクによる情報保障が行われました。また、子連れの参加者がゆったりと過ごせるように、子どもスペースも用意しました。子どもたちの歓声や泣き声を聞きながら、アットホームな雰囲気で報告会が行われました。この日のために用意された、NO UNION NO RIGHTS Tシャツも販売され、参加者にも大変好評でした。「I HAVE NO EXPIRY DATE! 私には賞味期限はありません!」と「LOVE & SOLIDARITY 愛と連帯」と書かれた2種類のTシャツや缶バッジなどが販売されました。

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 最後に大椿が、感謝の言葉と共に、「非正規であることを理由に関西学院大学教職員組合への加入を認められなかった私は、大阪教育合同労働組合に出会うことによって、ようやく闘いのスタートラインに立つことが出来た」「団体交渉、正門前での抗議行動、これらひとつひとつの経験を通じて、私は憲法28条の重みを体感してきた。労働者の団結権を保障した憲法28条を、私は誇りに思う」「非正規労働者が本気で怒り、立ち上がらない限り、このような使い勝手の良い雇用は絶対になくならない。ひとりで闘う必要はない。ひとりで闘わないために労働組合がある。私と一緒に立ち上がってください。私たちがともに生き延びる道は、そこにあります」と強く呼びかけました。

 
 報告会に足を運んでくださったみなさん、本当にありがとうございました。そして、長きにわたり、ご支援いただいた皆さに、この場を借りて感謝の気持ちを伝えさえていただきます。本当にありがとうございました。

 有期雇用を取り巻く状況は悪化の一途をたどっています。
当事者が怒り、立ち上がらなければ、こんなに使い勝手のいい雇用はなくなるわけがありません。私と一緒に立ち上がってください!


報告:関西学院大学雇止め解雇事件被解雇者 大阪教育合同労働組合副執行委員長 大椿裕子

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