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労働情報連載エッセイ⑰:日本本土の米軍基地

 労働情報連載エッセイ「若者が変える 若者と変える」の第17弾の紹介です。

日本本土の米軍基地

 2013年8月31日、大阪全労協青年部では有志数名で米軍基地のある岩国市へ行きフィールドワークを行った。また9月1日には同市内の愛宕山地区に於いて毎月、1日、11日、21日の日に行われている愛宕山見守りの集い(米軍住宅建設反対集会)に参加した。
 両日とも、夏の終わりを告げるような秋雨が降ったり止んだりの中での行動であったが、その分、強烈な日差しも無く、暑さもましな天候だったので岩国の町をゆっくり見て周れた。

 フィールドワークについては全国一般全国協・山口連帯労働組合の麻田茂樹さんの案内で、米軍基地の滑走路を利用し建設された民間空港である「岩国飛行場」(愛称:岩国錦帯橋空港)から始まった。この空港は2012年12月13日に開港されたが、「基地」としての歴史は古い。1938年4月に旧日本軍の海軍が飛行場建設を開始して以来の航空基地であり、1943年11月には海軍兵学校岩国分校が開設されるなど、旧海軍の基地だった。そして1945年8月、第二次世界大戦終戦後に米海兵隊が進駐すると共に、米空軍、英連邦軍、国連軍等が使用し、1952年以降は在日米軍の「米海兵隊岩国航空基地」となった。また、海上自衛隊が1957年3月から岩国教育航空派遣隊を新編して以来、米海兵隊と海上自衛隊の共同使用が継続されている。

 しかし岩国錦帯橋空港の地元についての案内板には上記の歴史はもとより、米海兵隊岩国航空基地の表示がなかったのである。つい最近の7月30日にはここに、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ12機が陸揚げされたというのに。

 また同12機の内、油圧系統に不具合が生じ米本土から部品を取り寄せて調整している一機の姿は無いし、土日なので飛行訓練も実施していないようで騒音も聞こえてこなかった。私は逆にそれが不自然な風景に思えた

 広大な基地の周辺を車で走っている時、英語での飲食店、不動産等についての看板が多くあった。ただ、沖縄県のコザ(沖縄)市ほどの活気は感じられず、閉まっている店も多いという事実も知り、基地がある事によっての経済効果の薄さが垣間見れた。

 翌日は午前10時からの愛宕山見守りの集いに参加した。普段は愛宕神社下公園で開催されるそうだが、あいにくの雨で地域の公民館で開催となった。公民館での集会は私たちのように遠方から駆けつけられた方も数名おられたが、基本的に地元の方々の集まりでリラックスした雰囲気であった。ただ、この場の方が前日に米軍基地そのものを見た時よりも「基地」を間近に感じた。それは発言されている方々、参加されている方々から基地と隣り合わせで生きている「生活」を感じられたからだと思う。集会後も昼食を食べながらの交流の時間を与えて頂き、米軍住宅建設反対運動を中心に担われている方々から運動の現状等、深い話を聞かせて頂いた。私は12月1日も再訪する事を約束し、岩国を後にしたので、愛宕山の現状についてはその時に報告しようと思うが、基地によって疲弊した地域住民の方々の姿に何かしなければならないと強く思わされた。私達青年部でも何が出来るか議論し、行動を起こしていければと思う。

2013年10月1日発行 労働情報872号

白田伸樹(しらた のぶき)
1979年、大阪府豊中市生まれ。
2012年12月、職場の仲間と共に大阪府理容生活衛生同業組合 労働組合(略称=大理生労組)を結成。同労組は2013年2月に大阪全労協に加盟。同年4月より大阪全労協青年部の学習会担当となり、現在に居たる。
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