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労働情報連載エッセイ⑪:「沖縄」から見た「大阪」(前編)

 労働情報連載エッセイ「若者が変える 若者と変える」の第11弾の紹介です。
今回は、5月13日の橋下発言の直後、沖縄を訪れ、沖縄平和行進に参加した仲間のエッセイです。

『沖縄』から見た『大阪』
 
 2013年5月16日~19日、私は大阪全労協青年部の一員として2013年の沖縄平和行進に参加するために沖縄にいた。
 
 その数日前の5月13日、橋下・大阪市長から元従軍慰安婦の方々に対して暴言が発せられた。またこの発言に先立って5月1日に同市長が普天間飛行場を訪れた際、米軍司令官に「もっと風俗業を活用してほしい」とした発言も同時に世界に発信された。一連の彼の言動によって「大阪」は世界から注目され、その騒動が最高潮の時、私は「沖縄」でその一部始終を見守るしかなかった。

 しかし沖縄滞在中に訪ねた、辺野古新基地建設阻止活動の現場であるテント村や佐喜眞美術館など、行く先々で「橋下さんの言動は絶対に許せない。彼は沖縄を冒涜している」など、沖縄の地から現在の大阪の姿を否応なく直視させられた。大阪に住む一人の人間として私は、34年間生きてきた大阪が変貌してしまっている事を骨身に沁みて感じた。ましてや「米軍基地がない大阪」の一市長に、「在日米軍の74%が集中している沖縄」をさらに苦しめる発言をさせてしまった事については、「大阪の一市民」の立場でもしっかりと検証していく必要があると思う。

 何より、橋下市長が大阪府知事であった2010年、沖縄の仲井眞知事が橋下市長の示唆を受け、米軍基地の移住先として関西空港を視察する意向を示した際、米軍基地の受け入れについて大阪の中で真剣に議論がなされていただろうか?

 大阪全労協青年部ではこの平和行進に参加するために、事前学習会を開催し、その中で「日本国憲法9条が維持できているのは沖縄に米軍基地を押し付けているから」という考え方を聞いた。その通りだが、なかなか直視できない問題でもある。まさに朝令暮改の橋下発言に振り回され続けていなかっただろうか?

 5月18日に訪れた南風原町立・南風原文化センター内では「検証4・28『屈辱の日』展」が開催されていた。その企画展の一角には「日本にとって沖縄とは何でしょうか。沖縄にとっての日本は何なのでしょうか。4・28を屈辱と表現させたことがらがここに見てきた戦後の歴史にあります。沖縄はどうあるべきでしょうか?どうなりたいのでしょうか。これから考えていきましょう!」と手書きで掲げられていた。

 この言葉を「『大阪』にとって『沖縄』とは何でしょうか」と読み替えてみた。「日本」と言えばそれは政府など、自分には力の及ばない象徴となるが、「大阪」と言えば自分自身の生活と繋がってくるのではないかと思った。そして、もう一つ読み替えると「『大阪』にとって橋下発言とは何でしょうか」という自問になり、もっと身に迫ってくる。(つづく)

2013年6月15日発行 労働情報

白田伸樹(しらた のぶき)
1979年、大阪府豊中市生まれ。
2012年12月、職場の仲間と共に大阪府理容生活衛生同業組合 労働組合(略称=大理生労組)を結成。同労組は2013年2月に大阪全労協に加盟。同年4月より大阪全労協青年部の学習会担当となり、現在に居たる。
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